OfficeとMicrosoft 365の違いとは
名称・歴史・買い切り版について解説
「WordやExcelは知っているけど、OfficeとMicrosoft 365って何が違うの?」
パソコンを使っていると、こんな疑問を持つことがあります。
昔から「Microsoft Office」「Office」と呼んできたものが、最近では「Microsoft 365」と呼ばれるようになりました。
では、Officeはなくなったのでしょうか?
実は、そういうわけではありません。
「Office」という名前は今でも広く使われています。
今回は、OfficeとMicrosoft 365の関係を、名前が変わってきた歴史も含めて、パソコン初心者向けに整理します。
1.なぜ今も「Office」という呼び方が強いの?
「Office」という名前が今でもよく使われるのには、理由があります。
Word、Excel、PowerPointなどをまとめて「Microsoft Office」と呼ぶことが長年続いてきたからです。
仕事で、
「Officeを使ったことがありますか?」
「Officeの操作ができますか?」
と言われることもあります。
学校や職場でも、WordやExcelなどをまとめて「Office」と呼ぶことが定着しています。
そのため、現在でも「Office」という言葉が普通に使われています。
つまり、Officeという呼び方が古くて間違っているわけではありません。
長い間使われてきた名前だから、今でもよく使われている。
まずは、これくらいに考えておけば大丈夫です。
2.OfficeとMicrosoft 365を一言でいうと?
まずは、次の2つを覚えておきましょう。
Office=WordやExcelなどをまとめて呼ぶ名前
Microsoft 365=Officeアプリなどを利用できるサービス
Officeには、たとえば次のようなアプリがあります。
- Word
- Excel
- PowerPoint
- Outlook
一方、Microsoft 365は、これらのアプリに加えて、OneDriveなどのクラウドサービスも利用できるサービスです。
イメージすると、
Word・Excelなど
↓
Officeアプリ
そして、
Officeアプリ+クラウドサービスなど
↓
Microsoft 365
という関係です。
そのため、
「Microsoft 365を契約してWordを使う」
という使い方もあります。
Microsoft 365というサービスの中で、WordやExcelなどのアプリを利用するわけです。
3.OfficeからMicrosoft 365までの歴史
名前が変わってきたため、分かりにくく感じる人もいるでしょう。
ここでは、大まかな流れだけ見てみます。
1990年代~:Officeが広まる
Word、Excel、PowerPointなどをまとめた「Microsoft Office」が広く使われるようになりました。
仕事や学校で使う代表的なソフトとして定着し、「Office」という名前も広く知られるようになります。
2011年:Office 365が登場
その後、「Office 365」というサービスが登場しました。
従来のようにソフトを購入して使うだけではなく、インターネット上のサービスと組み合わせて利用する形が広がっていきます。
ここから、Officeは「購入するソフト」というだけではなく、サービスとして利用する形も増えていきました。
2020年:Microsoft 365へ
2020年には、一般向けのOffice 365の名称が「Microsoft 365」に変更されました。
Microsoft 365では、WordやExcelなどのOfficeアプリだけでなく、クラウドサービスなども含めて提供されています。
そのため現在は、「Microsoft 365」という名前を目にする機会が増えています。
4.OfficeアプリとMicrosoft 365の関係
ここまでの話を、実際に使うものに置き換えてみましょう。
たとえば、パソコンでExcelを使っているとします。
Excel → アプリ
です。
そして、そのExcelを含むOfficeアプリやクラウドサービスなどを利用するサービスの一つが、
Microsoft 365
です。
つまり、
「Microsoft 365という名前になったから、Excelがなくなった」
ということではありません。
WordはWord、ExcelはExcel、PowerPointはPowerPointです。
Microsoft 365は、それらを利用するためのサービスとして考えると分かりやすいでしょう。
5.買い切り版OfficeとMicrosoft 365の違い
Officeには、Microsoft 365とは別に「買い切り版」と呼ばれる製品もあります。
大きく分けると、
- 買い切り版Office
- Microsoft 365
という2つの利用方法があります。
買い切り版Office
一度購入して、その製品を使うタイプです。
たとえば「Office Home & Business」などがあります。
Microsoft 365のように契約期間中に新しい機能が追加され続ける仕組みとは異なります。
Microsoft 365
月額または年額で利用するタイプです。
WordやExcelなどのOfficeアプリに加えて、OneDriveなどのクラウドサービスも利用できます。
契約中は、基本的に最新のOfficeアプリを利用できます。
どちらが合っているかは、Officeをどのように使いたいかによって変わります。
6.「Office 2021」や「Office 2024」って何?
買い切り版のOfficeを調べていると、
「Office 2016」
「Office 2019」
「Office 2021」
「Office 2024」
などの名前を見かけます。
この数字は、そのOffice製品の世代を区別するための名前です。
たとえば、買い切り版には次のようなものがあります。
このように、買い切り版Officeは「○○年版」という形で区別されてきました。
そのため、
「Office 2021を使っています」
と言われたら、Microsoft 365とは別の、2021年版の買い切り型Officeを使っている、という意味になります。
一方、Microsoft 365は「Office 2024」のように特定の年の製品を購入して使う形ではありません。
ここは、買い切り版とMicrosoft 365を見分けるポイントの一つです。
7.覚えておきたいポイント
最後に、今回の内容を整理しましょう。
Office
Word、Excel、PowerPointなどをまとめて呼ぶときに使われる名前です。
長年使われてきたため、現在でも「Office」という呼び方が広く残っています。
Microsoft 365
WordやExcelなどのOfficeアプリに加えて、クラウドサービスなども利用できるサービスです。
Office 365
Microsoft 365へ名称が変わる前に使われていたサービス名です。
Office 2021・Office 2024など
買い切り版Officeの世代を表す名前です。
まとめ
「Office」と「Microsoft 365」は、名前が違うため混乱しやすいところです。
でも、歴史を少し知ると関係が見えてきます。
Office
→ WordやExcelなどをまとめて呼ぶ名前
Office 365
→ Officeをサービスとして利用する形
Microsoft 365
→ 現在のサービス名
そして、買い切り版には、
Office 2019
Office 2021
Office 2024
などの世代があります。
「Office」という言葉が今でも使われているのは、長年にわたってWordやExcelなどをまとめる名前として定着してきたからです。
まずは、
「Officeという昔からの呼び方」と「Microsoft 365という現在のサービス名」
の関係を理解しておけば、パソコンを使ううえで困ることはありません。