パソコン初心者の覚え方
操作を「できる」に変える3つのポイント
仕事や自宅での練習で、こんな経験はありませんか。
「昨日はできたのに、今日はやり方が分からない」
「一度やったはずなのに、思い出せない」
でも、これはパソコンが苦手だからというわけではありません。
新しく覚えた操作を、最初からすべて覚えておくのは難しいものです。
大切なのは、一度で完璧に覚えることではありません。
「分からなくなったときに、自分で確認して、もう一度できるようになること」
これを繰り返すことで、少しずつ「知っている」から「できる」に変わっていきます。
1.最初から全部覚えようとしない
パソコンには、たくさんのボタンやメニューがあります。
WordやExcelを使い始めたばかりなら、なおさらです。一度で全部覚えるのは、無理があります。
最初は、次の3つが分かれば十分です。
- 何をする操作なのか
- どこをクリックするのか
- どんな結果になるのか
たとえばWordで文字を太くしたいときは、「文字を選択して、太字にする」と分かっていれば、最初はそれで足ります。次に使うときに少し迷っても、そこから思い出していけばいいのです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。次に使うときに思い出せる手がかりを、残しておきましょう。
2.分からなくなったときに、思い出せる手段をつくる
操作を忘れるのは、悪いことではありません。困るのは、忘れたときに「もう分からない」と手が止まってしまうことです。
そこでおすすめなのが、その日に覚えたキーワードを、単語だけでも残しておくことです。たとえば、次のようなものです。
- 画像
- 挿入
- 太字
- Ctrl+C
この程度で十分です。
初めての操作を試しているときは、画面を見ながら手を動かすだけで精一杯で、手順を細かくノートに書く余裕はなかなかありません。
だから、手順は書かず、その操作で出てきた言葉だけを残します。
後から見て「そういえば、この言葉を使ったな」と思い出せれば、そこからもう一度操作できます。
キーワードは操作の説明書ではなく、思い出すための「きっかけ」です。
紙のノートでも、パソコンのメモでも、スマートフォンでもかまいません。
自分が後から見て、何を覚えたのか思い出せる形で残しておきましょう。
手順を全部書く必要はありません。
単語だけでも残しておけば、思い出す きっかけ になります。
3.同じ操作を、間を空けて何度か使ってみる
一度できた操作は、それだけではまだ「身についた」とはいえません。時間を空けて、もう一度使ってみましょう。
1回目は、説明を見ながら使う。
2回目は、キーワードを思い出しながら使う。
3回目は、自分だけで使う。
こうして、自分でできる部分を少しずつ増やしていきます。
最初は時間がかかってもかまいません。何度か使ううちに、「この操作なら分かる」というものが増えていきます。
それがパソコンのスキルです。
「覚えた数」より「できること」を増やす
覚えた操作の数を気にする必要はありません。
見てほしいのは、前はできなかったことが、できるようになったかどうかです。
昨日は説明を見ながらだった操作を、今日は自分でできた。
昨日はキーワードを見ながらだった操作を、今日は何も見ずにできた。
昨日は時間がかかった操作が、今日は少し早くできた。
こうした小さな変化も、立派な上達です。
現場で感じること
パソコンを教えていると、前に説明したはずの操作を、もう一度聞かれることがよくあります。
でも、同じことを質問すること自体は問題ではありません。
むしろ、分からないところをそのままにせず、もう一度確認することで、次につながります。
何度か同じ操作を繰り返していると、「前にもやったな」と思い出せる瞬間が来ます。
そのとき、残しておいたキーワードが役に立ちます。
「画像」「挿入」と書いてあれば、「そうだ、画像を入れるときに使った言葉だ」と、記憶をたどるきっかけになります。
そこからもう一度操作してみる。それを繰り返しているうちに、少しずつ自分で操作できるようになります。
パソコンのスキルは、一度に完成するものではありません。
分かる → やってみる → 確認する → もう一度やってみる。
この繰り返しが、「できる」を増やしていきます。
まとめ
パソコン操作を身につけるために、最初からすべてを覚える必要はありません。
- 最初から全部覚えようとしない
- その日に覚えたキーワードを手元に残す
- 同じ操作を何度か使ってみる
仕事中や練習中は、手順を細かく書かなくて大丈夫です。
単語をひとつ残すだけで、後から思い出す手がかりになります。
「覚えられなかった」と考えるより、「もう一度できるようになった」ことを大切にしてみてください。
少しずつ「できる」が増えれば、パソコンは使いやすくなっていきます。
今日からまた、新しい「できる」を一緒に。